無意識の中にある意識

有象無象の石ころみたいなもんです

心の石

これまでどれだけ過去を後悔しただろう。

これまでどれだけ未来を願っただろう。

これまでどれだけ自分を責めただろう。

これまでどれだけ人を傷つけただろう。

 

過去には戻れないし、自分の望んだ未来を作れるわけでもない。

ただ、進むだけ。

ただただ、止まれないだけ。。

もし立ち止まって、悔恨の日々を送れるなら、どれだけ楽になれるだろうか。

もし道を照らして、歩むべき先が見えるなら、

どれだけ幸せになれるだろうか。

 

 

これからどれだけ行動を悔やむだろう。

これからどれだけ未来を憎むだろう。

これからどれだけ自分を戒めるだろう。

これからどれだけ人を裏切るだろう。

 

 

ただ、譲れないだけ。

ただただ、自分の信念を貫くだけ。

出来るわけがない、そんなの無意味だと嘲笑われるかもしれない。

もし成し得たとしても、他人にとっては、ただの無価値なものでしかないかもしれない。

 

でも、この手に残る小さな石だけは、決して無くさないと決めたんだ。

ちっぽけだけど、

宝石みたいに立派ではないけれど、

握りしめたら壊れそうだけど…

すぐにでも飛んでいきそうなこの心を繋ぎ止めてくれるこの意思だけは、離さない。

 

いつかこの石が、誰かの意思となって輝ける日が来ることを願って。